オレイン酸とは

会社付近では雨が降り出しています…。
昨日のブログの記事で「オレイン酸」というキーワードを出しました。
果たしてこのオレイン酸とはどういうものなのでしょうか?
オレイン酸のオレイン(olein)というのはオリーブ(olive)が語源になっています。

オレイン酸は動物性脂肪や植物油に含まれる脂肪酸で、ω9系(n-9)に分類される一価の不飽和脂肪酸です。オレイン酸は二重結合が1つ(一価)のため、不飽和脂肪酸の中では最も酸化しにくい性質をもっています
(当然、飽和脂肪酸と比較すれば当然酸化されやすいという側面も有ります)

このオレイン酸、人の肌の皮脂の約40パーセントの割合で含まれています。
皮脂の多くを占める成分なので、人の肌や髪に非常に低刺激で、かつ馴染みやすい性質を持っています。
また、オレイン酸は不乾性油なので、蒸発しにくく保湿力を長く保ちます。
特に髪のトラブルには最適で痛んだキューティクルによる枝毛、切れ毛、パサ付に効果を発揮します。

いいことずくめのオレイン酸なのでどんどん使ってください!!…
と言いたいのですが、デメリットも有ります。
使いすぎに注意!ということ。

一つ例をあげます。
(毛穴ケア)
「毛穴ケア」を椿油やオリーブオイルで行う方で、必要以上のケアをすることで、逆に毛穴が目立つクレーター肌になってしまうケースや、ニキビ肌になってしまうケースも有ります。
これは肌に元々含まれているオレイン酸が多い人は毛穴が目立つクレーター肌になりやすいというもので、必要以上に洗ったり、保湿が不十分と言った原因により、皮脂の分泌量が増え、皮膚常在菌の動きを活発にしてしまうことが原因です。
ですので、毎日毛穴ケアを行うのではなく、週に2回程度行うことがベストであると思われます。

食べ物の「体にいいモノ」だからといって、そればっかり摂りすぎても良くないということと一緒です。
オレイン酸も「限度や節度」さえ守れば、「刺激を与えず、よく馴染んで」くれます。

オレイン酸が86.5%の椿油。
そもそも、使いすぎればべたつくのは当然ですし、前途のように肌トラブルになることだってあります。
何より、国内の椿油の生産量は少なく、大変貴重な油でもあります。

椿油やオリーブオイルと行ったオレイン酸を含有するオイルは少しずつ使っていただくのがベストであると思います。

数滴とって、伸ばす。

こうして使っていただくと宜しいのかと思います。

前回の記事のヘアオイルも同様です。
50mlの容器に入って、1回の使用量は1~3滴。
長く使って頂ける商品になっております。