昨日、椿油の買いつけに西平椿公園(にしびらつばきこうえん)に行ってまいりました。
そこで、管理者の白迫さんと色々な話をしまして、今年はどんな状況かお伺いしたところ…
「今年、来年の搾油状況はあまり良くないかもしれない。カメムシが異常発生したから、それでどうも花がやられているっぽい」
との事…。
その影響かどうかは分かりませんが、今年も現在までのところ花をつけている様子がありません。
本当に何本か数えられるくらいしかない状況です。
↑今年は花芽があまり多くありません。ということは花があまり咲かないだろうという事が予測できます。
↑こちらは観葉種。椿ではありますが、種類が違いますので、この花から油を摂ることは無いです。
確かにまだ花をつけ始めた頃なのでまだ判断は早いのですが、もしかしたら来季もそれほど搾油量は多くないかも知れません。
自生したままで無農薬で栽培されているため、致し方ない状況ではあります。
白迫さんも「ちょっとなんか手を打たないといかん状況かな」という事を仰っておられました。
先日崇城大学で、天草の椿油の特徴として、「他県の油とくらべて、潤い成分が若干多く入っている」という特徴が示されておりました。
(詳しいデータを聞きたい方は実演や、出店イベントの時、お伝えします)
また、中国産の山茶花油(油茶)と、国産の椿油は構成が似てるようで、オレイン酸の含有量が随分違うという事も判りました。
できるだけ天草産に拘り、商品開発、販売をしていきたいと思っていますが、将来的に難しくなる状況も考えていかなくてはならないのかなとも思っています。
とりあえず暫くの間は大丈夫との事で、生産者の方と話をしながら対応をしなければいかんなと思いました。